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集合場所からバスが止まっている所まで少し歩き、いざ乗車。確保したのは後部座席にほど近い場所。これで12時間だと辛いなと、少し緊張しながら狭い座席でポジションを探す。香港は楽しかった。3日目は約束をしなかったけど、現地に友達がいると心強い。彼女たちを思い返していると、後ろでおばさんたちがピータンを食べ出し、一応乗って来た添乗員さんに注意された。私らもみかんでも食べようとしたんだけどね。 バスは快調に飛ばし、中国国境に差し掛かる。なんだか検問所ような所に着いたらしい。バスを降り建物に入り、パスポートコントロールを受ける。回りは皆中国か香港のパスを持っている。目印のシールを貼っている同じバスの乗客たちを目で追いながら、反対側から外に出た。移って来た同じバスに乗り込み、また出発。外は既に真っ暗で、郊外だからか光もあまりない。しばらく走った後、巨大なバスターミナルのようなところに着いた。ここに各地から来るバスが集まり、乗り換えを行うようだ。空気がよくない。建物にはちょっとした土産屋やバス会社の事務所が入っていて、自分の会社の客とバスをつないでいる。かなり人が多い。軽装の人、大量の荷物を抱えている人などそれぞれだけど、自分くらいの荷物量の人が一番多い気が。皆旅行と言うよりは単なる移動が多そうだ。ほぼ同じ洋装にリュックと赤いスーツケースの子を見つけて、まんざらでもない、私も同じ移動者になれたいい気分だった。今までに味わったことのない、人とバスによる混沌とした熱気というかエネルギーの渦巻く雰囲気に呑まれる。 実は記憶が曖昧。ここにそのバスが来たか、もう一度乗り換えたか眠気もあって記憶が定かでない。ただ最終的に乗ったのは、二段ベッドのような作りの寝台バス。窓側両端と真ん中にベッドというか寝転ぶ細長い個人スペースが作られている。ちなみに土足は厳禁。バスに乗るとき、靴を脱いで布袋にしまって自分で保管。共有できるアジア的文化である。バスはまだ新しいのか割ときれいで清潔だった。私の寝床は後方部に近い真ん中の上。靴を入れるスペースもある。はしごから上によじ上って寝転んでみると無性に笑える。落ちないように自分をシートベルトで固定して、私は込み上げる笑いを止められないまま、バスは走り出す。 (08,09.Feb.2009) <<前へ 次へ>>
by ten264
| 2010-05-11 22:42
| Nanning
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