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ラッキーハウス(宿)はいつでも薄暗い。 フロアが言うなれば男部屋で、奥の小さい部屋が女部屋。ベッドは全部使い込まれた二段ベッド。だから昨夜帰ってきて上に登るとき、熟睡中のみなさんを起こしやしないかと気にすると同時に、ベッドを壊さないか身を安じた。男部屋のベッドの位置が変わっている。壁のペンキを塗り替えているらしい。宿泊客がいようと、そんなことはおかまいなし。Fちゃんは昨日香港島のピークトラムに乗って夜景を見て来たらしい。初回の香港、私は先入観なく攻めたくて、たまたま宿に決まった陸側に留まろうと、香港島に意識が全然向かなかった(あとからそっちの方が好きだとわかったのに)。ベッドが下のお姉さんは添乗員さんらしい。いまは一人旅中とのこと。誘われて、近くの店に朝ご飯に行った。 昨日のお酒も残ってたのか、特に空腹じゃないし何より食べたいと思うものがあまりない。現地に根付いた香港流のモーニングや軽食があったのだけど、うっすらコーヒーを飲んだ記憶があるような。実は漢字のメニューにかなりダメージを受ける。牛、豚、鶏、肉、油とひらすら書かれると、それに対抗してその漢字がないものを探すのにその時は必死だった。私の食生活、かなりアジアに不向きと判断でき、ナッツと仲良くなることにする。 13:30沙田に集合。でも宿の最寄り駅からどれくらいで着くのか乗り換え案内もないのでわからず、ちょっと遅れる。なんとか人混みの中からFreiburgメンバを発見!昨日に引き続きまたしても再会!ほんと急な訪ね人なのに、こうして集まってくれて嬉しい。しかも昨日私があまり観光客が行かないところに行きたい(ショッピング大国だけど、旅はこれからなのに荷物を増やせないし購買欲がない)とか言ったもんだから、悩ませてしまっただろうけど、若干迷いながらも1000体の金色の仏陀がいるというお寺に連れていってくれた。その入り口に差し掛かるところで、お椀を持って左右に揺れ動く僧が2人。何かのゲームのようにものすごい無愛想な無表情で入り口を阻んでくる。すると上から「そいつらは偽物だー」と助け舟が。最初にして最大の難関を突破し、金色の仏陀に見守られながら上を目指す。 寺と言えどもこんなに違うのかと、あまりにカラフルなその着色加減から雰囲気の差を埋められない。真っ青な巨大な犬に金色の仏陀が腰掛けている。興味深いけど摩訶不思議な光景に、とりあえず中国の人は派手好きパワフルなんだと思って、そこの名物の香港スイーツを食べることにする。友達は汗だくになるほど気温が高く体力を使う坂道だったので、その冷たい豆腐のようなスイーツが美味しい。オレンジ色の砂糖をかけてさらに甘さを調節した。本殿らしきところに入ると、そこは割と静粛なムードが。友達がやるのを見よう見まねで香港式に拝んでみる。その子は占い師に将来を見てもらった。彼女は仕事を辞めた直後、不況が来て例外になく再就職が大変な最中にいた。5月まで待てみたいなことを言われたようだったけど、その頃結婚が決まったようだったからあながち外れてなかったのかも。 タクシーに乗って香港文化博物館へ移動する。色んな交通機関に乗れて単純に嬉しい。確か入館料が1.5HKDくらいだったかびっくりするほど安かった。香港の歴史や民族史の展示、人形を使ってその当時の暮らしを再現したものも多くあった。纏足の写真があったけど、彼女たちにとってそれは美の認識があるらしく驚いた。結構大きな建物で、中に中国のオペラの劇場があった。ちょうど上演中だったので、入って見てみた。主に2人のキャストが袖口の広い鮮やかな衣装を着て、くるくる舞っている。確かこの時中国のオペラについて色々聞いてみたのだけど、記憶が薄れてよく思い出せない。昔は女の人は演じられなかったとか言ってたような・・ 不確か。上演後、かなり埋まっていた客席から大きな拍手が起こり、皆大満足といった表情で劇場を後にしていた。そのオペラの登場人物になれるという機械があったので、プリンセスをやってみた。なかなか面白い仕上がり。 一人とはここで別れ、3人でご飯へ近くのモールへ行く。まちなか郊外問わず、大きなモールが乱立している。晩ご飯時よりちょっと早いけど、土曜だったからかどこも人がいっぱい。昨日私たちがイタリアンに行ったと言うと、友達がどうしても中華を!と押したので初めてまともに中華を(広東料理を?)食べることとなる。日本なら水だけど、お湯というチョイスがここにはある。Spagehtti Houseもそうだった。メニューは漢字だから想像がつきそうだけど、なかなか難しい。麺が太くて丸いお箸がどうもうまく扱えない。滑り止めとかあってもいいとどうしても思ってしまう。 さらに一人と別れ、2人でモールを彷徨いながら、久しぶりにゆっくり話す。後に結婚することになる彼氏とFreiburg後もずっと続いていたこと、辞めた仕事を選んだのも関係を優先してのことだったと聞き、そんなに順調だと知らなかった私は単純に羨ましく思う。お互いの将来がまたドイツに向かっていることを話し、彼女も相当真剣によく考えたことが伝わってきた。それでもその構想がうまく行くかはわからない不安の最中にいたと思うから、結婚が決まったと聞いたとき、ほんと嬉しかったな。この時は遠距離でこっちの方も少し不安があったようだったから。実はこの時その彼氏の元カノが私の知り合い(今は友達)だと驚愕の事実が判明。世界、というかKyoto-Freiburg-Mannheimの狭さを痛感し、惜しみながらも充実した再会に満足して彼女と分かれた。 (07.Feb.2009) <<前へ 次へ>>
by ten264
| 2010-05-09 22:24
| Hong Kong
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