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私はバックパッカーではない。 どちらかと言えば、ただ民族大移動の中にまぎれ込みたいウォーリーみたいなものだ。 フェリーに乗り込みしばらく寝た後、船内を散策して回った。 まずは食糧の確認。交流用にと伏見で買った酒粕の飴くらいしか持ってない上、元も持っていない人に朗報。円で買えるカップラーメンの自販機を発見。先出のおばさんによれば、朝ごはんは着いているが、食堂で昼時と晩ごはん時には食事が出されるとのこと。ただし50円のご飯とみそ汁以外は高いらしい。普段カップラーメンなんて物好きな気分になったときくらいしか食べないが、お腹も減ったので食べてみた。確か300円くらいした。高い。帰りのために残しておく円も考えながら、船で使える円を計算する。 同室の女の子はどうやら香港あたりまでは一気に下るらしいことが判明。お互いひとりだし、じゃあ一緒に行こうよ!と誘い、不安は溶け出しテンションが上がる。若干下調べをした彼女によれば、上海から香港への鉄道は奇数か偶数日かどちらかの運行らしい。上海に着いたらまず駅に向かい、あれば乗り、なければ泊まろうと計画をたてる。同室のおばさんもちょっと安堵してくれたようだった。 外に出てみる。風がすごく強い。最初はテンションも高く、ベンチに座って海を進んでいることをぼーっとしながら見たいと思ったけど、そうこうしているうちに寒くなる。実はまだ2月の頭だったのだ。外から一番いい貴賓室という部屋の様子がちょっと見れた。ベッドにテレビがあり、カーテンを開ければ外が見れる。売れ行きはほどほどの物好きに掛かっていると思った。 クルーは皆中国人(中国の船)なので、船内の放送は中国語が主。次に日本語、英語と情報量が欠如していく。たまに2度繰り返す内容もあるが、たいていは1回。しかも慣れないと日本語でもすぐに把握できない。何かが食堂であると聞こえたので、同室のFちゃんと行ってみると、既に人だかり賑わいが。何かが(中国語で)書かれた短冊のような紙がテープで沢山貼られ、皆その内容を確認して気に入ったものを取っていっているようだ。意味がわからない。時期がちょうど春節だったので、船内も春節の飾り付けがされ、中国へ帰る家族連れが多かった。中には私たちのような日本人や、欧米人もいたのだが、完全に中国人のお楽しみの催しであった。中国へゼミか院の研究へでも行くような日本人の男の人がいて、その人が食い入るように紙を見比べて、一枚取り、テーブルに座ってなにかを書いているようだった。でも大して楽しそうな感じはしない。ますます謎だが、特に深く追求はしなかった。 家族連れの中には小さな子供もいて、大きい子から皆でよく遊んでいた。でもその歩けるようになったくらいの子、服を着ているがお尻が見えている。何かで切ったようにパックリ見えているのだ。同室の上海在住のおばさんに聞いてみると、それが当たり前の光景であることを教えてくれた。あと壁に安易にもたれ掛からないこと。鼻を手でかんで、それを壁になすり付けるらしい。なんとも衝撃的な中国との出会いだった。 (03.Feb.2009) <<前へ 次へ>>
by ten264
| 2010-04-30 23:37
| Shanghai
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